「夕方になると、画面の文字がかすんで見える」 「目の奥がズーンと重くて、こめかみまで痛い」
デスクワークやスマホの見過ぎによる「眼精疲労」は、もはや現代人の職業病です。 ブルーライトも原因の一つですが、最大の原因は「ピント調節筋(毛様体筋)の凝り固まり」にあります。ずっと近くを見ている状態は、目の筋肉がずっと重い荷物を持ち続けているのと同じことなのです。
今回は、目薬をさすよりも手軽に、内側から血流を促す「目のツボ押し」をご紹介します。 会議の合間やトイレ休憩で、こっそり1分でリセットできますよ。
目の周りは「ツボ」の宝庫
目の周りの骨の縁(ふち)には、神経が集まるポイントが密集しています。ここを刺激することで、強制的に筋肉を緩め、血流をドッと流すことができます。
疲れ目に効く「黄金の4点」マップ

1. 攅竹(さんちく):眉頭の内側
- 場所:眉毛の内側の端っこにある、骨のくぼみ。
- 効果:目のしょぼつき、頭痛、鼻詰まりに。
- 押し方:親指を下から上に突き上げるように、グーッと3秒押します。
2. 魚腰(ぎょよう):眉毛の真ん中
- 場所:黒目の真上、眉毛の中央にある小さなくぼみ。
- 効果:まぶたのひきつり、充血、老眼対策。
- 押し方:人差し指の腹で、優しく円を描くように押します。
3. 絲竹空(しちくくう):眉尻のくぼみ
- 場所:眉毛の外側の端にあるくぼみ。
- 効果:目元のたるみ、偏頭痛。
- 押し方:少し強めに押しても気持ちいい場所です。ストレスが溜まっていると痛気持ちいいはず。
4. 承泣(しょうきゅう):目の下
- 場所:黒目の真下の骨の縁。
- 効果:目のかすみ、クマの改善。
- 注意:ここは皮膚が薄いので、薬指で優しくトントンと叩くか、軽く押さえる程度に留めましょう。
道具なしで温める「パーミング」
ツボ押しの仕上げに、さらに効果を高める「パーミング」というヨガのテクニックを行いましょう。
- 両手のひらを、熱くなるまで強くこすり合わせます(摩擦熱を作ります)。
- お椀のような形にして、目を覆うようにカップします(目には直接触れません)。
- 暗闇の中で、手のひらの温かさをじわ〜っと目に伝えます。
- そのまま深呼吸を3回。
これだけで、即席のホットアイマスク効果が得られ、副交感神経が一気に優位になります。
まとめ:目は脳の出入り口
「目が疲れた」と感じたとき、実は脳も相当疲れています。 目のケアをすることは、脳を休ませることと同義です。 今日から、PCの電源を切る前に「1分間の目のケア」を習慣にしてみませんか? 帰り道の視界が、いつもより少し明るくクリアに見えるはずです。

